一人一人のライフスタイルに
あった対応が必要になります
生活習慣病は、主に不健康な生活習慣が原因で発症する疾患の総称です。
これには高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、心疾患などが含まれます。
これらの疾患はしばしば相互に関連しており、早期発見と適切な管理が重要です。
生活習慣との関連が深いため、一人一人のライフスタイルにあった対応が必要になります。
対象となる主な症状・疾患
高血圧
家庭で血圧を測定される際は以下の指針を参考にしてください。
- 朝に測定する場合:起床後1時間以内、排尿後、服薬前、朝食前の安静時。
- 夜に測定する場合:就床前の安静時
- 家庭血圧は『135/85mmHg以上』ならば治療をおすすめいたします。
※参考資料:日本高血圧学会「家庭血圧測定条件設定の指針」2003.9.30
高血圧の場合、将来的には心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病が発症するリスクが上昇します。したがって、若い人でも高血圧の場合は血圧を降下させる必要があります。
糖尿病
インスリンの不足または効果の低下により、血糖値が異常に上昇する慢性的な疾患です。血糖値が正常範囲を超えたまま続くと、様々な健康問題が引き起こる可能性があります。
高脂血症
血液中の脂質(リポタンパク質、コレステロール、トリグリセリドなど)が通常よりも高いレベルになる状態を指します。
これは、動脈硬化や心血管疾患のリスクを増加させる可能性があります。
脂質異常症
血中の脂質(主にコレステロールとトリグリセリド)の異常な濃度が見られる状態を指します。
正常な脂質プロファイルは健康な心血管系の維持に重要であり、脂質異常が長期間続くと、動脈硬化や心血管疾患のリスクが増加する可能性があります。
高尿酸血症(痛風)
血液中の尿酸濃度が通常よりも高い状態を指します。
尿酸はプリン体の代謝産物であり、通常は腎臓を通じて尿中に排泄されます。高尿酸血症が持続すると、尿酸が体内で結晶化し、関節や周囲組織に尿酸結晶が蓄積することがあり、これが痛風(Gout)などの疾患を引き起こす可能性があります。